2003年8月31日,北海道に台風16号がやってきました。
幸いにも,大きな被害はありませんでしたが,
ふと思い立ち,サヌシュッペ川を見てきました。
「サヌシュッペ」はアイヌ語で「サヌ(小さいシ)ペ」が語源で,
『穂別のアイヌ語地名』(扇谷昌康 2004)によれば,
「san-us-pe『(大雨で水が)流れ下る・いつもする・者(川)』という意味と解してよいと思われる」とあります。
大雨が降ったこの日,サヌシュッペ川のようすを確かめようと思ったのです。
佐主橋付近のようすです。
たいしたことはありません。
ふだん見ることのない沢ができ,
サヌシュッペ川に合流していました。『穂別のアイヌ語地名』に載っていた
古老の方のお話のとおりでした。
さあ,いよいよ上流の取水場へ向かいます。
ふだんは,こんなのどかな景色の場所ですが・・・
こんなふうになっていました。
結局,雨はそれほどひどくはなく,「増水」といった程度でした。