おとなのサンショウウオプロジェクト  o.nakamura

サンショウウオを育てていくために必須となるのが「えさ」と「住まい」。
サンショウウオのえさに関する悪戦苦闘の記録です。

<4月25日 〜新入り調教編・1>
ショウちゃん・ハッピ−の♀♀コンビに,新入りが来ました。その名はピノキオ!


去年もエゾサンショウウオを捕まえた通称「二次構」で捕まえたオスです。
扁平になった尾,エラ(って鰓じゃないんですけど)が張った顔,
そして他を寄せ付けない(ような)迫力!
これが繁殖期のオスかぁとしみじみ思いました。





ついでに,産みたて?っぽい卵も見つけました。

このピノキオくんですが,捕獲して10日が過ぎようとしていますが,えさは食べません。
去年のサンちゃん&ショウちゃん&ウォーくん,イズちゃん,ハッピー,いずれのときも
すぐにはえさを食べなかったので,それほど気にしていません。
今年のえさは,乾燥イトミミズを中心に,そこら辺の小さな昆虫(ハエ,クモ等)も見つけたらあげています。
ショウちゃん,ハッピー,3匹の子どもたちは,争うように食べています。
(子どもたちは口が小さくて昆虫は食べれませんが)



<5月18日 〜サンショウウオの骨格!>

サンショウウオの死骸(干物)を見つけました。




足の拡大写真です。
骨格が見えています。
一本一本の骨まではっきりと見えました。
コウモリに近いように見えました。



股(?)のところの拡大写真です。
お尻(?)の穴が丸見えです。
キリか何かで突っついたような,はっきりとした穴が開いていました。


<5月19日 〜新入り調教編・2>
ピノキオはまだエサを食べません・・・


いつもの乾燥イトミミズではなく,生きたミミズを与えてみました。
しかし,ピノキオは見向きもせず・・・
食らいついたのはショウちゃんでした。

ショウちゃんはすごい迫力でミミズに食らいついていました。
乾燥イトミミズを一固まり近く食べた後なので,
さすがにヤバイかなぁと思って2/3で止めました。
残りはハッピーにあげましたが,
ほとんど食わずに,残していました。

ちょっと太すぎたかなぁと反省。
今度はもう少し細身のミミズを与えてみます。

<6月11日 〜赤ちゃん発見!>
ピノキオはまだ私からはエサを食べません・・・
(子どもたちがあげたものは食べているようです)


グランドの排水溝で,サンショウウオ(おそらくエゾ)の
幼生を見つけました。

子どもが「変なオタマジャクシがいる〜」と言うので見てみると,
サンショウウオの幼生でした。
低学年の子どもたちは,成体や,
水槽にいる幼生は知ってても,
自然にいる幼生を見るのは初めてでした。

私なりの区別の仕方(口の位置と顔の形の違い)を教えました。

サンショウウオとは関係ありませんが,
教室には,他にカエルとカタツムリもいます・・・
生き物大好き(しかも抵抗なし)の低学年です。

<8月29日 〜ふたたび上陸作戦!〜>
ピノキオもエサを食べるようになってめでたしめでたし。
子どもたちが「サンショウウオを飼いたい!」と言うので,今年も二次構から2匹getしてきました。
上陸前の幼生です。

ハッピー,ピノキオがエサを食べずに
苦闘した日々が脳裏をよぎるわけですが,
さすが毎日エサをあげ続けた低学年です。
捕まえてきた翌々日には,堆肥からとってきたミミズで餌付けに成功しました。
ヒロキくんは「じゃがあ」,カズミちゃんは「ももこ」と名付けました。






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