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第3号の新聞結果を発表します。
山田先生は、柳瀬先生
理由
クマは、しゃべれないから(柳瀬先生は口でも勝つ)
トシヒロ(柳瀬先生の3番弟子)は、クマ
理由
クマは、でかい
イクエさんは、クマ
理由
爪が鋭いから後大きいから
タクヤ君(柳瀬先生の1番弟子)は、クマ
理由
クマは、大きくてきょうぼうな歯持ってるから
ケイタ君(やなせ先生の2番弟子)は、両方
理由
ぶきをもっいたら先生の方が強いもっていなかったらくま
ナオヤ君は、クマ
理由
クマは、速いから
マサル君は、柳瀬先生
理由
言葉で勝つ
馬さんは、
もちろん柳瀬先生にまる。
[理由]
これまでの実績では、
熊は鉄砲に負けたけど、
柳瀬先生は(以下自粛)。
柳瀬先生じしんは、クマ
理由
相手は熊である。それも617ポンド1/2である。私は168ポンド1/2。人間 ならばジュニアヘビー級に属する。しかし,この体重差は,モスキート級対ヘビー級 。いや,それ以上の差だ。リングの上には,異様な雰囲気,いや,ニオイが漂ってい る。セコンドの山田が言った。 「神風になれ!」 ・・・玉砕してこいということか?・・・ ゴングがなった。奴は両手を上に振り上げたままだ。ノーガード戦法! 不気味だ。 私は,慎重に近づいた。「左を制するものは世界を制す」だ。まずはセオリー通り左 ジャブ一発で距離を計る。奴はスウェーさえせず,私のジャブを受ける。奴の表情は 変わらない! 「連打だ!ジャブ,ジャブ!」 山田の声が耳に入る。左ジャブの連続で自分のペースを作ろう。・・・しかし,何発 目かのジャブを入れたとき,奴の右腕がピクリと動いた。ヤバイ,来る・・・。そう 感じた私は距離をとらざるを得なかった。 気づくと私はコーナーに追いつめられていた。このままではマズイ。いくしかない な。奴が左腕を軽く振った瞬間,私は低い体勢で奴の懐に飛び込んだ。リバーブロー !少しの手応え。 「ヨシ,いってやる」 体を揺すりデンプシーロールに入る。左右からのショートフックのコンピネーション でリズムを取り,いよいよフィニッシュブローだ。体全体を沈め,伸び上がりながら のアッパー。これがガゼルパンチだ。私の右の拳がもう少しで奴のテンプルに入る。 と思った刹那,奴はそれまでのノーガードから一気にカウンターを合わせてきた。右 フックだ。そうだ,奴にはフックもしくはチョッピングライトしかないのはわかっていた。 奴のコンビネーションはそれだけなのだ。そして私は今,奴の懐にいる。私の拳が奴 のテンプルに入ったと同時に,奴のフックが私の顔面に入った。意識がとびかける。 そこへ左フックをくらい,意識が戻った。奴,お得意のコンビネーションだ。だが意 識が戻ったのは一瞬にすぎなかった。奴がフィニッシュのチョッピングライトに入ろ うとしたときには,私は奴の足元に崩れ落ちていた。レフェリーが割って入り,レフ ェリーの腕が大きく交差された。レフェリーストップコンテスト。あっけない幕切れ だ。1R0分18秒熊のTKO勝ち。私は即,病院へ運ばれた。私が意識を取り戻し たのは,1週間後のことである。私の髪はジョーと戦った後のホセメンドーサのよう に真っ白になっていた。さらに2週間後,ジムは私の引退を発表した。 よって 熊の勝ち。