最後の運動会
六年 ヒロキ
ぼくが運動会の競技の中で一番がんばったのは、一輪車でした。
練習の最初は、みんなと息が合わなくて、上手くできませんでした。
「まずは、自分の演技がきちんとできないといけないな」と思って、ぼくは、一生けんめい練習することにしました。
今年は、他の競技も勝ちたいという気持ちと、去年と同じくらい一輪車を成功させたいという気持ちでいっぱいでした。
昨年の一輪車は、みんなと息も合っていました。しかし、今年は六年生だったミカちゃんとタツヤくんはいません。
「ぼくがしっかりしなきゃいけないな。」
と強く思っていました。
いよいよ当日です。
うまく演技できるかどうか心配でした。
まずは、大玉です。みんなでバトンタッチしながら転がすことができました。
最初の技がうまくいったので、ぼくは一息つきました。
その後もうまく進み、一人ずつ芸をするところまでたどりつきました。
ぼくは、心の中でガッツポーズをしました。
ぼくの演技は、後ろバックをしながらフラフープを回す演技です。きんちょうしたけど、うまく成功して、安心しました。
最後は、カズミさんとぼくの旗なげです。
練習ではうまくいっていましたが、総練習では失敗しました。一番心配だった技です。
中央に出て、二人で息を合わせて投げました。両方とも上手く相手に投げられました。
次に、キャッチです。ぼくも、カズミさんも、しっかりキャッチできました。
みんなから拍手が起きました。
最後まできちんとできたし、大きな拍手をもらったので、とてもうれしかったです。
閉会式が始まりました。ぼくだけは、最後の仕事が残っています。お礼の言葉をしっかり言えるか、きんちょうしていました。
山田先生が、ぼくの名前を呼びました。。 お礼の言葉は、つっかからずに発表できました。また、拍手をもらいました。
終わった後、しんせきのみんなに、「良かったね」「よくうまく言えたね」などとほめられました。最後の運動会でみんなにほめられて、よかったなと思いました。
今年の運動会の目標は、「児童会会長としてみんなに指示をする」と「一輪車でみんなと協力して迫力のある演技をする」でした。
本番前の時に山田先生に道具の名前を教えてもらったり、あきらめずに一輪車を何回も練習したりして、目標を達成しようと努力ました。その結果、達成できたのでとても良い思い出になりました。
しかし、リレーで負けたのはくやしかったです。後ろからカズミさんに追い抜かされてしまいました。もっと走る練習をしたらよかったなと思いました。
今年、最後の運動会でした。中学校に行くと、運動会ではなく体育大会になります。今までのことを思い出して、思いっきりがんばりたいです。