記録の補足
中村 治

聞いた人:山本さん(1920年代はじめの生まれ)

○生活のこと
・台所は自分でつくった。お金はあっても,物がない時代だった。
・何でも自分たちで作って食べた。
・そばやうどんも,手打ちした。
・つけ物も自分たちで作った。売っている物よりおいしかった。
・子どものころははだしで外に出て,足を洗って家に入った。冬に仕事
 をする時は,「つまご(わらで作った長ぐつのような物)」をはいた。
 ストーブやゴム長ぐつが使えるようになったのは昭和6〜7年ごろ。

○家族のこと

・おばあちゃんの住んでいた家は,神社と不動さんの家の間にあった。
 当時は,神社の前に道路はなかった(東線だけだった)。

○帰国したころ

・戦争(太平洋戦争)に行って,帰ってきたのは昭和23年ごろ。生活のようすは,今とほとんど変わっていない。
・戦前と戦後では生活のようすは大きく変わった。

○小学校のころの思い出

・先生はきびしかった。宮嶋先生の奥さんが先生だったが,とてもきびしかった。後ろからつかまえられたらはなれられないくらい,力も強かった。


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