そうこを見学しおわった後、検査場のとなりのへやを見せてもらいました。そこには、にじこうで見たABCのお米と同じふくろがありました。これがくず米のふくろだそうです。
お米は全部で7しゅるいに分けられます。「丸ざし」(検査の時の平ざしより丸い)をこめぶくろにさして米を取り出し、トレーに入れます。緑のつぶの数、つぶの大きさ、ごみの量を見て分けられます。
まず、中米というつぶが大きく食べられるお米は3しゅるいです。AX、AS、ATがあります。つぶが大きくいい形のお米のことを「せいりゅう」というそうです。
次に、くず米という緑のお米もまざっているお米が4しゅるいあります。AU、A、B、Cです。これらは、黒いざっそうのたねが入っていることもあります。AUとAは、のうきょうで「雪みずほ」として売られます。4万ふくろのうち2千ふくろくらいあるそうです。B、Cはげんまい茶やビールのざいりょうになるそうです。
中米とくず米は、2oのふるいにかけて分けるそうです。
雪みずほは穂別のPB米です。PB米とはプライベートブランド米のことで、とれた町で名前を付けて売るそのまちだけのお米のことです。雪みずほの「雪」は、雪室を使って冷やすので雪という字がつけられました。「みずほ」は辞典で調べてみると「みずみずしい稲の穂」と書いてありました。雪みずほには穂別の人のねがいがこめられているのかもしれません。(アイコ)